とある空手道場の練習に参加しまして、うちあげの宴会でいい気分で酔っ払い、帰りの電車で、つい寝込んでしまいました。
気がつくと終点。しかも、折返し電車なし。
グーグルマップで見てみると、自宅まで14km。まあ、徒歩圏内かあ、ということで歩いて帰ることにしました。せっかくなんで、夜景でも撮りながら。
目次
夜景撮影の方法
ミラーレスカメラのX-Pro1の場合は、夜はISO感度を4000とか6400にしておいて、絞りとシャッタースピードはマニュアルで、ピントもオートフォーカスが効かないような暗闇であればマニュアルで、という設定で撮影しています。
光学ファインダーだと、ピントが合ってるんだかあってないんだか、さっぱりわからなかったりするので、電子ビューに切り替えることが多いです。
夜も使いやすいです。X-Pro1。
しかしこの日、持ち歩いていたのは、コンパクトデジカメのX20でした。
コンパクトカメラでは、マニュアル操作はめんどくさいです。プログラムオートにして、露出補正ダイヤルだけグリグリ回しながら撮影するのがやりやすいと思います。
ピントを外す割合は高いので、シャッターをやたらたくさん押します。
夜景撮影のコツ
夜景といっても、電飾ピカピカの景色なら、さほど苦労なく、昼と同じような感覚で撮影できると思うのですが、画面の大半が暗闇だったりすると、オートだと露出補正が必要ですね。
カメラ任せにしていると、全体を明るくしようとして、夜空が白っぽくなったりします。そんな時は、マイナス補正です。
それと、自動的にシャッタースピードが遅くなるので、手ブレには注意。シャッタースピードを固定するために、Sモードにするというのもいい作戦です。
ぶらぶら歩きながら、撮影にいちいち足を止めたくない場合は、シャッタースピードを早めにしないとぶれます。
私はだいたい、125分の1秒にしています。
シャッタースピードを上げるということは、明るさを得るために絞りは開放に、ISO感度は高めに、ということになります。ここはある程度、高性能なカメラでないと辛いですね。
ピント合わせに関しましては、明るいところにピントを合わせてから構図を決めるというのがやりやすいですが、ピントが合わないことは多々あります。手動でがんばりましょう。
↑完全にピンぼけ。
夜歩きは危険?
治安の良い日本ですので、夜歩きはたいして危険でもないと思うのですが、交通事故には注意です。
深夜、人通りも車通りも少ないと、わりとぶっ飛ばして来る車があるのですよね。信号無視もあるので、青信号だからといっても、フラフラ渡らないようにいたしましょう。
私が、ぽつんと取り残されたのは、八尾南という駅でした。そこから堺まで、大和川の堤防を歩いていきました。
人に遭遇することはなくて、痴漢とか強盗に会うこともないと思うのですが、堤防の上のガードレールもない道路を、結構な勢いで走ってくる車はありました。
ドライバーを信用してはなりませんね。
酔っ払って、足元もおぼつかないようでは、川に落っこちる危険もありますので、そこは自己責任で、しっかり歩けているかどうか判断してから、撮影に望みましょう。
また、どう見ても怪しい人なので、職務質問にあった時の言い訳は用意しておきましょう。
以下は、当日に撮った写真です。電車に乗る前からの写真も入っています。撮影の順番はでたらめです。
家に帰ったのは、空にうっすら明るみがでてきたときでして、もうちょっとねばれば、夜明けのいい写真が取れたかもしれませんが、疲れて寝てしまいました。
出発から到着まで、ドラマチックに並べると、ドキュメンタリー写真みたいになって面白いかもしれませんね。