測光モードのおすすめは?

2016-08-25 18.03.39

絞りとシャッタースピードを手動で操作して、露出を決めるなら関係ありませんが、オートだと測光モードを選択することになります。

全体の平均的な明るさで露出を決定するのが、分割測光、アベレージ測光です。(メーカーによっては、マルチパターン測光とも呼ぶようです。)

全体の明るさの平均が、明るくも暗くもない18%グレーになるように露出が決定されます。

デジカメを新品で買ったら、初期設定はこれになっていると思います。

それに対して、ピントをあわせる一点集中のポイントの明るさで露出を決定するのが、スポット測光です。ターゲットとなる被写体の明るさが、ちょうどよい明るさになります。

ターゲットが暗ければ(黒っぽければ)、全体的には明るく白飛び気味になり、ターゲットが明るければ(白っぽければ)、全体的には暗くなります。

その中間、画面の真ん中辺りの明るさを測るのが、中央部重点測光です。フジフイルムのカメラでは、自動で被写体を判断して露出を決定するマルチモードになってます。

スポット測光の使い方と罠

私はコンパクトデジカメのX20を主に使っていた時は、スポット測光にして、ピントと露出を真ん中で合わせてから、位置をずらして構図を決めて、たまに露出補正ダイヤルで明るさを変えて、シャッターを押す、というパターンで、なんでもかんでも撮ってました。

ところが、X-Pro1をメインに使うようになってきてから、コンデジX20の使い方が変わってきました。

丁寧にファインダーを覗いてピントを合わせて、という撮影方法じゃなくて、歩きながらとか、車の窓からとか、ロクに構図も決めず、シャッターを半押ししていればどこかにピントは合うだろう、というかんじで、テキトーになってきました。

で、このやりかただと、ピントはどこかにあっていても、露出がメチャクチャになるのです。スポット測光のままだったからなんですねー。

DSCF5882

DSCF5884

ちゃんと見ないでシャッターを押すと、どこに露出の基準がきてるのか、わかんないです。こういうときは、分割測光、アベレージ測光に設定しておくのが良いでしょう。

きっちり撮るならスポット測光、大雑把にいくならアベレージが良いと思います。

マルチは、口コミによると、カメラの判断が今ひとつってことで、私もあまり使ったことがないので、よくわかりません。

なお、X20・X30(早くも出荷終了)でもマニュアルで露出を決めることはできますが、絞りとシャッタースピードの操作を同時にはできないので、ちょっとめんどくさいです。

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