X-Pro1にオールドレンズをつけてみました

クラシックカメラ、コピーライカのレオタックスを買ったものの、あんまり使っておりません。

>>レオタックスの記事

やっぱりフィルムって、お金がかかるし、現像にお店まで持っていかないといけないし、撮った写真を気軽にウェブにアップできないし、バシバシ撮る気になれなかったのでありました。

やはり私は、デジタル世代の人間です。

ただ、デジカメのシャープな感じと違う、モワモワした写りは嫌いではないです。

でも、それって、センサーとフィルムの違いというより、レンズの違いでは? という気もしてきましたもので、検証してみたくなりました。

そんで、レオタックスにつけているレンズを、X-Pro1につけて試してみました。

(ちなみにレンズは、キヤノン50mm f1.8です。)

目次

X-Pro1にオールドレンズを取り付けるためのマウントアダプター

オールドレンズをフジフイルムX-Pro1にとりつけるために、マウントアダプターが必要です。

コピーライカについているレンズだから、ライカレンズのマウントアダプターを揃えればよかろうと思いまして、MマウントアダプターとLマウントアダプターを、アマゾンで買いました。

フジフイルムの純正は、2万円以上しますので、中国製の安物を。


Pixco LEICA ライカ L → M マウント 変換アダプター 35-135mm
980円。

 


Beschoi L/M-FX Leica M LM ライカMマウントレンズ- FUJIFILM Xマウント
1799円。

この2つのマウントアダプターを組み合わせると、クラシックレンズが、X-Pro1につきます。

順番にはめ込んでいきますと、一番上の写真のようになるのです。

X-Pro1とオールドレンズ デザイン的に素敵

X-Pro1と、小ぶりなクラシックレンズとの組み合わせは、なかなかカッコイイ気がします。

レンジファインダー(風)カメラには、でかいレンズは似合いません。

新しく発売されている、XF35mmf2.0は、f1.4よりずいぶん小ぶりになり、かっこよくなったと思いますけど、オールドレンズは、その上を行くかっこよさじゃないでしょうか?

これはセンスや好みによるとは思いますけど…。

それに、小さいと、カッコイイだけでなく、光学ファインダーからの景色が全然ケラれていないのも感激です。

小さいことはいいことだ。

オールドレンズをつけたデジカメはフルマニュアルか絞り優先オート

オールドレンズは絞りもピント合わせも手動です。オートには対応しておりません。

シャッタースピードとISO感度はカメラ側でオートにできますので、露出は絞り優先オートでいけますね。私はフルマニュアルでいくつもりですが。

フジフイルムの純正マウントアダプターは、電子接点があり、自動で設定されるそうですが、私の買ったのは安物の中国製なので、そんな優れた機能はついてません。

自分で設定を変える必要があります。

「レンズなしレリーズ」は、オンにしないと、シャッターが切れません。

マウントアダプター設定は、レンズの焦点距離に合わせますと、OVFにした時に表れるブライトフレームが、ちょうどいい大きさになります。ここを設定しておくと、EXIF情報にも焦点距離が記録されます。(50mmに設定すると、レンズ焦点距離50mm、換算焦点距離75mmと記録されます。)

X-Pro1はセンサーサイズがAPS-Cなので、レンズの端っこが写らず画角が狭くなり、換算焦点距離が1.5倍になります。

OVFでもマニュアルでピント合わせができます

X-Pro1は、OVF(光学ビューファインダー)にしているときでも、コマンドダイヤルを押せば、ピント合わせのために液晶ビューで拡大表示されます。(前面のレバーをMFにしているとき)

そして、コマンドダイヤルを回せば、拡大の大きさも変えることができます。

X-Pro2だとOVFの中にピント合わせのためのEVFの小窓が出ますが、小窓の出ないX-Pro1で手動ピント合わせをするときは、背面液晶かEVFにしないといけないわけではなく、コマンドダイヤルを押せばピント合わせが楽にできるのです。

たとえば、コマンドダイヤルを押して拡大してピントを合わせて、OVFに戻して、表情の変化などを見ながらシャッターチャンスを伺うということができるのです。奥が深いです。X-Pro1。

さて、オールドレンズがどんな写りなのかは、これから試してみます。

>>X-Pro1にオールドレンズをつけて写真を撮ってみた感想

余談:中国製品の変なカスタマーサポート?

余談ですけど、マウントアダプターに同封されていたカードが、おかしかったです。

表に「満足?」「不満足?」と書いてあって、満足の方を開けてみると、

「ご満足いただけましたことが大変嬉しく思っております。
この気持を表すためにいくつの提
案をさせていただきます。
幸福な生活を楽しんでくださいませ。
お客様の感想をカスタマーレビューでシェアしていただきます。」

と書いてあり、不満足の方をみると、

「私たちは完璧なサービスを提供しており、一生懸命働くのはお客様の笑顔のためです。ここは私達の連絡情報がございます。
・・・(電話番号とかURLとか)・・・
私たちは高品質、低価格と完璧的なサービスを提
供しております。自分はお客だからです。
お客様からのニーズは望んでおりませんが、万が一こちら側の協力は必要だとしたら、親切かつ周到なサービスを提供させていただきます。」

という、なんだか今ひとつ意味不明な、でもなんだかエラそうで押し付けがましく責任逃れ的ニュアンスを感じる文章が書かれてあるのでした。

2 Responses to “X-Pro1にオールドレンズをつけてみました”

  1. ビューファインダー周りの塗装剥げがとてもいい雰囲気ですね!X-Pro1の塗装は結構簡単に剥げてくるものですか?どのくらいの期間、頻度で触っていてそのようになったのでしょうか?

    • まーさん、コメントありがとうございます!
      この記事を書いたときは、購入後、1年と10ヶ月でした。
      どこに行くにも、カバンの中に剥き出しで入れているか、ブラブラとぶら下げていましたので、角っこが擦れてしまいました。

      もう5年になりますが、未だに、買い換えないで愛用しております。
      角はみんな剥げて、文字も消えたりして、いいかんじです。
      2回オーバーホールをしましたが、まだまだ調子よく、思い出を残し続けておりますよ!

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