探偵用カメラ

知人から、仕事用のカメラを探しているのだと相談を受けました。

私の場合、仕事に使うといっても、住宅の内観写真を撮るとか、幼稚園の遠足に同行して写真を撮る程度ですので、あんまり専門的なことを聞かれてもなあ、と思っておりましたら、なんと!

探偵の仕事で盗撮に使えるカメラは? とのご質問。

そんなん、わからんわ!

(写真は本文と関係ありません。飲み屋に向かう友人を後ろから撮っただけです。)

目次

盗撮に使えるカメラとは

探偵さんが使うカメラには、大きく分けて2つあります。

遠方で固定して、こっそり撮影するためのカメラと、至近距離からひっそりと撮影するためのカメラです。

遠方からの盗撮

遠方から撮る分には、普通のカメラでいいんですけど、夜間が多いので、高感度でバッチリくっきり撮影できる性能が必須。

隠密行動ですから、シャッター音は静かで、外部から見えなくできるカメラが良いです。補助光とか、背面モニターとかは当然、オフです。

ラブホテルの前に止めた車の窓から撮影する、なんてことも多いようで、なんだかスナイパーみたいですね。

接近戦での盗撮

至近距離からというのは、隠しカメラです。

密会現場のレストランについて入って、隣の席に座ったりするわけです。

カメラは、腕時計だったり時計型だったり、奇天烈なアイデアがありますね。

あっちを向いているようで、カメラはこっちを向いているとか、スマホやタブレットでラインでもしているふりをして、何気なく撮影をしたりということもある様子。

万が一撮影がバレたときは、その場で破壊して逃走。デジタルデータは、外部に送信しておけるというのも必須要件です。

どこかに仕掛けておいて盗撮というのは、法的にまずいので、やらないみたいです。

動画撮影が主流

何れにせよ、動画で回しておいて、証拠となるシーンを切り出すということが多いというお話。

動画の画質も良くなっておりますし、いちいちシャッターを押すより怪しまれにくいです。

画質は、顔と撮影場所が認識できればOKでありまして、美しいボケとか、瞳にピントとか、安定感のある構図とか、全然重要じゃないのです。

フジフイルムのカメラは探偵向きではありませんでした

えー、そういう要望を、我らがフジフイルムのカメラに求めますと、残念ながら満足してもらえそうなのは、なさそうです。

遠くから撮影する分にはまだしも、至近距離で盗撮するっていうのは難しいと思います。

至近距離で自慢する、というなら、やっている人多いかもしれませんけど。

自ら破壊して放棄するなんて、耐えられませんね。

というわけで、よそを当たってくれ、と、お断りしました。

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