フジフイルムの株主優待で、フォトブックのクーポン券が来たので、作ってみました。
通常は、自分で選んだ写真を、アップロードして、レイアウトは自動でしてくれるというものですが、大量の写真データにつなげれば、写真を自動で抽出して、レイアウトもしてくれて、フォトブックにできるというものでありました。
5000枚あたりが上限みたいですが、その中から、これはというものをソフトが自動で選んでくれるのです。
これがまた、いい感じになるのですわ。
自分で選んだら、絶対に入れないような写真がチョイスされているというのが、面白いところです。
たまに、これ、関係ない人、というのも混じってたりしますが、そのあたりは調整できます。
写真を選択する技術
機械が選んでくれるというのは、楽ですね。
大量の写真を見て、これじゃないとか、さっきのが良かったとか、選ぶのは大変な作業です。
自分と違った価値観で選んでくれるのは、ありがたいものです。我欲を捨て、運命に身を委ねようという気になります。
しかし、これってどうでしょうねー。
写真の技術って、撮影技術もさることながら、どれを作品として選ぶのかというのも、写真の技術の一つだと思うのです。それも結構重要な。もしかしたら、撮影技術以上に。
これを放棄してしまうというのは、いかがなものかという気がします。
それに、機械が選ぶって、その機械自身が価値観を持っているのではなく、なにかアルゴリズムによるものでしょう。不特定多数に対応できる、最大公約数的アルゴリズムが設定されているはずで、それでは芸術じゃないです。
いや、どうかな。
アルゴリズム設計者の価値観が反映されているとしたら、それもまた人間の所業か?
芸術と言っていいのか?
深く考えると、わけわかんなくなりますけど、オートよりマニュアルが好きな私が、フォトブックづくりをオートでやるというのは、ポリシーに反することでありました。
マニュアル操作でやります。
(自動で、選ばれそうにもない写真)
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