置きピンで動くターゲットを狙う

「靴の裏」X-Pro1 XF35mmf1.4

こちらの写真は、FacebookのフジフイルムXギャラリーに投稿したところ、おもわぬ数の「いいね」をいただいたものです。

Xギャラリーでは、いけてない写真には、ホントに「いいね」をもらえませんです。いいねが多いのは、励みになります。

自分で、いいだろう! と思っている写真と、人の評価は全く違いますもので、勉強になりますね。

 

ところで、この写真は、靴の底の模様をはっきり撮ってやろうと狙ったものです。

うちの子がブランコでギッタンバッタンやっているところ、置きピンで足の裏がこっち向いて、期待した距離に来た時にシャッターを押すということを、数十回繰り返しました。

ブレを止めるためにシャッタースピードは速めの、500分の1秒、ISO250で絞りはf5.6。

タイムラグがないように、光学ビューファインダーをのぞいております。

大口径レンズのXF35mmf1.4は、よくボケてくれますが、ピントの合う奥行きが浅くて、靴の裏がはっきりわかるほどにピントをあわせるのは、なかなか大変でした。

このへんてこりんなポーズは、偶然の賜物。一番面白かったので、投稿ネタにしたものであります。

置きピンのやり方

X-Pro1のコンティニュアスオートフォーカスは、私、あんまり使いませんもので、動きモノには置きピンです。

ただし、置きピンで狙えるのは予測できるものですよね。ブランコの往復運動だと、一番手前に来た時の位置が予測できます。

電車なんかも、軌道上を走ってくるのはわかってますから、置きピンしやすいですね。

置きピンは、マニュアルフォーカスにして、フォーカスリングを回してあらかじめ距離を合わせおく方法と、もしくはオートフォーカスで同じくらいの距離のものにシャッター半押しでピントを固定しておく方法があります。

上の写真は、隣りにあるすべり台のおおよそ同じくらいの位置に向けて、シャッター半押しでピントを合わせておいてから、動いてくる子供に向き合いました。

ドンピシャジャスピンはむつかしいですが、チャンスは何回でもあるので、しぶとくシャッターを押し続けておりました。はたからみると、幼女趣味の変態おじさんだったかも。

 

(お巡りさんに通報される以外の)注意としては、距離合わせ用の仮のターゲットと、撮影したい本ターゲットの明るさが違うと、露出が狂う恐れがあることです。

AE-Lボタンで先に露出を固定しておく方法もありますが、私は、露出に関しては日頃から、シャッタースピードも絞りもマニュアル手動で操作しておりますので、問題なし。これは日頃の修業の賜物です。

 

コンティニュアスオートフォーカスの性能が高ければ、自動追尾で追いかければいいと思いますので、置きピンなんてテクニックは不要かもしれませんね。

最新のX-T2やX-T20のコンティニュアスオートフォーカスも試してみたいものです。

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