バレエ発表会での写真撮影

うちの5歳の娘がバレエの発表会に出ましたもので、見に行きました。

うちの子はチョコチョコ出てくる子猫の役ですが、お姫様とか王子様とか、主演クラスはプロフェッショナルでして、見ごたえのあるものでした。

バレエの発表会というのは、なかなかお金のかかることであります。

出演に4万円ほど、貸衣装3着で1万円ほど、DVDの購入に1万5千円ほど、保護者会から先生へのお礼に何千円か、お花とかも用意していたら、なんだかんだで10万円近くになります。

 

当日はプロのカメラマンも来ていて、ひとりひとりの衣装をつけた姿を撮影してくれていました。

写真は、あとでタダでくれるのかと思ったら、これまた有償販売で、どびっくり。

後日、見本のアルバムが2冊も教室にきて、申込用紙がおいてありました。見てみると、うちの娘が舞台で踊っている姿もたくさんあるんです。

たくさんあるんですが、八つ切り1,400円、2Lサイズで700円もして、写っているのを全部買ってたら破産します。

30人の生徒(の親)が10枚づつでも買えば、20万円ほどの売上になるわけで、こういう教室をガッツリたくさん顧客につかんでおけば、写真スタジオの経営も安泰ですね。

上演中の写真撮影が禁止だった理由は、フラッシュとかシャッター音が邪魔になるからかと思っていたのですが、販売目的ということもあったのだなあ。

舞台撮影のカメラの設定

リハーサル中の撮影は特に禁止されてなかったので、望遠レンズでバシバシ撮っておりました。

X-Pro1に望遠のXF55-200をつけて撮影したクオリティは、プロ撮影の写真にけっしてひけはとっておりません。

一人ひとりの撮影はライティングとかの要素もありますけど、舞台の上だと、照明は同じだし、プロより不利なのは、撮影ポジションだけですよね。

あとはテクニック、カメラでは負けていないと思います。(たぶん)

設定としましては、舞台上は結構明るいので、ISO感度を少しあげておけばシャッタースピードは速くできます。

私はISO感度4000、シャッタースピード1/250秒にしてました。

バレエは動きが激しいので、シャッタースピードが遅いと被写体ブレを起こします。

X-Pro1では、ISO感度4000くらいなら全然アレはでません。ふつうISO感度で使われる3200とか6400じゃなくって、4000にしているのは、シャッタースピードの数字に合わせて、明るさ何段落とすとか、暗算しやすくしているためです。

 

絞りは、あるていど絞ったほうが、ピンボケを抑えられると思います。バレエは前後の動きも大きいので、絞って被写界深度は深くしたほうがいいですね。

ISO感度4000、シャッタースピード1/250なら、絞りはf8からf11くらいで程よい露出になると思います。

また、オートフォーカスだと、明るさが変わったときにターゲットを見失うので、ピント合わせもマニュアルがいいです。

ホワイトバランスもオートじゃなくて、蛍光灯とか電球に変えてみるほうが舞台の雰囲気を表せて良いでしょう。3200K~4000Kくらいが舞台向きだそうです。

つまり、すべての操作がマニュアルですね。


リハーサル中

(X-Pro1 XF55-200mm ISO感度4000 1/250秒 f8 WB昼白色蛍光灯 トリミング)

 

あとはシャッター押しまくり。くるくる回る時は、顔がこっちを向くタイミングを狙うのがいいでしょう。

望遠レンズで三脚なしでずーっと撮っていると、さすがに腕がプルプルしてきます。前の席の背もたれにレンズを乗っけて撮っておりました。(リハーサルなんで関係者以外なし)

リハーサルの、あまり緊張感のない、のびのびした姿は、もしかすると写真としては本番より面白いかも。

王様があくびしている姿とか、緞帳に挟まれる子供とか、なかなかおもしろい写真が撮れておりますが、出演者が多く、写真掲載の同意は取れそうにないので、残念ですがここには載せられません。

自分だけで楽しんでおきます。

 

楽屋風景

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