二眼レフカメラを本屋さんで売っておりましたので、買ってみました。
2980円。安い!
学研の教材の付録で人気のあったものの復刻版だそうです。
その名もガッケンフレックス。Gakkenflexという刻印があります。渋い。
プラスチック製で、レンズもプラスチックです。自分で組み立てますが、ややこしそうなシャッターの部分だけは、最初から組み上がってました。
レフは、銀色のシールを貼るというチープな感じですが、ファインダーから覗くと、このようにちゃんと写っております。
左右が逆になるので、フレーム合わせは、ちょっと勘が狂いますね。
ファインダーを覗くのは上から、レンズは前向きという、現代のデジカメのチルト機構を使ったような撮影方法になります。下を向いて前方を写すというのは、違和感がありますねえ。
でもこのスタイルで、ロバート・キャパの相方のゲルダ・タローは戦場写真を撮っていたといいますから、使いやすかったのかな?
下側のレンズの歯車を回すと、連動して上のレンズも周り、ピント合わせができます。が、あっているのだかあっていないのだか、よくわかりません。
絞りやシャッタースピードの調整はできません。このあたりは、まあ、子供の教材なのでそこまでの機能はつけられなかたのでしょう。ピント合わせできるだけでも、写ルンですより高級です。
フィルムは、説明書では400が推奨されていたので、フジフイルムスーパープレミアム400m27枚撮りを買いました。
600円でした。高い!
子供と一緒に組み立てました。カメラの仕組みが、よくわかりますね。
デジカメの仕組みはわからないですけど。
基本的にタテ写真になってしまいますが、横に取るときは、ファインダーの囲いの穴とスリットで、フレーム合わせができます。片目でスリットを見て、もう一方の目で、素で見る、という画期的アイデアです。ピント合わせはもうできているという前提になります。スポーツファインダーと言うそうです。
試し撮りをしたところ、シャッターがちゃんとおりていなかったようで、写っていないのがたくさんありました。
シャッター感覚というのは大切ですね。
夕暮れ時に撮ったのは、ほとんどまっくらけ。
フィルムの巻忘れで二重写しになっていたり。(あえてやるならアートティックになるでしょうけど。)
明るさ、ピントがバッチリでも、中央だけキレイで、周囲はながれるような感じになります。
これはこれで面白い。
この辺の効果は、プラスチックのレンズの賜物でしょう。
まあ、けっこう面白いです。遊べます。
しかし、フィルムと現像代とプリント代で、おおよそ2000円程かかりました。
デジカメみたいにバシバシ撮っていたら、破産するなあ。やっぱりデジカメが良いです。