家の近所にスパイダーマンが出現したので、さっとX20のファインダーを覗いて撮ってみたのですが、なんだかボケています。
解像度が低いのでは? と聞かれたんですが、いつも最高にしているんです。ピントを外したのかな?と思ったのですがそうでもなさそう。手ぶれでもなさそうだし。被写体ボケでもないです。(スパイダーマン、実は動いていないので。)
こっちはきれいに写っています。
違いは何だ、とおもったら、どうやら絞りのf値です。
ぼけている方は、f9。
次のは、f4。
これがうわさの小絞りボケというもののようです。コンパクトデジカメは、f8くらいから小絞りボケが出やすいと何かで読みました。
小絞りボケというのは、絞りが絞られて光の通り道が狭くなると、端っこの光が曲ってしまうという回析現象だそうです。回析があると解析がさがると。
プログラムオートで撮っていたので、晴天の空に向けると自動的に絞られてしまうんですね。(ちなみにシャッタースピードは1/1100になっておりました。)
コンパクトデジカメは、絞り開放の時が一番しゃっきり写って、絞っていくほど写りが悪くなっていくということのようです。このあたりが一眼レフとの違いなんですねー。
いちおう、フジフィルムのXシリーズは小絞りボケには対策がねられているということです。
そこで新開発したのが、それぞれのレンズの特性に合わせた復元フィルターによる信号処理技術。それは、ボケた点像を元通りの点の形に再現する「点像復元」技術です。
点像復元のための復元フィルター(信号処理の一種)は、レンズごとの焦点距離、絞り、そして、画面中心から周辺までのデータをすべて網羅・演算しながら設計。そのデータ量は膨大で、処理にもさまざまなノウハウが必要とされます。これらは、富士フイルムがレンズもセンサーもプロセッサーもすべて独自開発しているからできること。信号処理回路の進化により、ようやく実現可能になりました。
点像復元技術により、これまで絞り込めなかったシーンでも、安心して小絞り側を使うことができます。奥までピントを合わせたいときに回折現象が心配で、絞り込めないような場合でも、約2段絞り込んでも同等のレンズ性能を発揮できます。ローパスフィルター不要の「X-Trans CMOS II」センサーの高画質と合わせて、開放側から小絞り側まで、いつでもシャープな画質が得られます。
(フジフイルムのサイトより引用)
なんだかよくわかりませんが、
まあ、細かいことは気にしないってことですね。