人の顔を撮るのって、難しいなあと思います。
撮影テクニックなら、いろいろなサイトでも情報がたくさんありますので、参考にはしています。
ポートレートに向いている焦点距離は、50mmくらいということですので、X20のズームをそのくらいに合わせます。
子どもや女性をふんわり柔らかく撮るなら、絞りは開け気味、露出は明るめ、フィルムシミュレーションはアスティアがおすすめでしょう。
ピントを目に合わせて背景をぼかすといい雰囲気です。(ただし、X20やX30もセンサーサイズでは、そんなに極端にはボケません。)
順光は白くなりすぎて、柔らかさがなくなりますので、木陰など、柔らかい光の下で撮るのがいいようです。レフ板を使うのもいいですね。
フラッシュを使う時も直接光を当てないほうがよいです。
男性を渋く撮るなら、影があったほうが感じが出ますね。露出は暗めでもいいでしょう。モノクロもかっこいいです。
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いい顔を引き出すのも写真の腕?
設定はそんなかんじで覚えておいて、いろいろ試せばいいと思いますが、いい表情を引き出すのが難しいです。
自分の子供でしたら、警戒心もないし、シャッターチャンスも多いですから、いい顔は撮りやすいですが、女性など、気恥ずかしさもあって、難しいですね。私は、自分の奥さんでも難しいです。
かえって三歳の娘がカメラをママに向けてシャッターを押したほうが、いい顔が写っていたりします。
初対面でも、いい顔を引き出すというのは、プロの技なのでしょう。素材の良さを引き出すのが名カメラマンなんじゃないかと思います。
素人でもいい表情を取る方法は、私が思うに、隠し撮りです。
どさくさ紛れに無関心を装いながらバシバシシャッターを押していれば、たまにいい顔が撮れていたりしますが、ピントが合ってないとか、ぶれていたりして、いい写真にはなりにくいのが難点です。
飲み会や、イベントで時間をかけれるのなら、いっぱい撮らせてもらって、撮られている感覚に麻痺してもらうことですね。ハイチーズ、
といいながらも、その前後もたくさんとっておけば、油断して、自然な顔が撮れています。
カメラマンはブサイクな方が向いている?
ところで、あんまりハンサムなカメラマンには、ポートレート撮影には向かないのではないでしょうか。
撮られる方が緊張して油断しないかも。
福山雅治にカメラを向けられたら、女性は尋常な精神ではいられないでしょうし。有名な写真家である篠山紀信や荒木経惟は、ハンサムとは言いがたいので、それが良かったのかもしれませんね(めっちゃ失礼)。
顔に自信のない者には希望の持てる話です。
海外アーティストなどのポートレート写真で有名なハービー・山口さんが、ポートレート撮影の極意みたいなことを書いておられました。
それは、「相手の幸せを願いながらシャッターを切る。」ということだそうです。
愛ですね。