フジフイルムの単焦点レンズ・フジノンXF23mmを買ってみての感想
さて、X-Pro1との相性はどうなのかというと、XF23mmは、実はあまりX-Pro1向きに作られたのではないんじゃないかな? という気もします。
OV F、すなわち光学ファインダーがX-Pro1のウリとするところですが、ファインダーで覗くとレンズで視野が遮られるのです。ケラれるのです。
(アイフォンで無理やり撮ったんでちょっと歪んでます)
EVF、電子ビューファインダーに切り替えれば、別に問題ないんですが、スナップショットは光学ファインダーで撮りたいんですよねー。子供の速い動きを追いかけるには、タイムラグのない光学ファインダーで見るのがちょうどええのです。
周囲もある程度、視界に入りますし。
純正レンズフードが大きすぎる
純正品のレンズフードがでかすぎるような気がします。ライカ風のスリットの入っているのに替えようか、検討中です。
X-Pro1が世にでたときのレンズセットは、XF18、XF35、XF60だったのですね。コンパクトなXF18、XF35は、光学ファインダーでも見やすいと思います。でっかいXF60はマクロレンズなので、光学ファインダーでは視差(パララックス)が大きいということもあるでしょうし、電子ビューで見ることが前提なのかもしれません。
XF23とか、XF14は、光学ファインダーで使うというふうに考えられてなかったのかもしれませんね。
だいたい、レンジファインダー風カメラにでっかいレンズというのは、ちょっと変な感じがするなあ。
昔の本当のレンジファインダー機のレンズは、現代のデジカメ用レンズよりずいぶん小さかったのですね。
でも、そんなことを言ってても仕方がありません。小さいのがよければコンパクトデジカメがいいし、タイムラグなく走っている子供を追い回したければ、一眼レフがよいのだと思います。
そこをあえて、オートフォーカスも遅いX-Pro1に、やや大きめのレンズを付けて、光学ファインダーを覗いて追いかけてみるのが漢というものでしょう。