動画はデジカメよりビデオカメラが撮りやすい

実家の整理をしていたら8mmのビデオカメラが出てきました。フジカ(FUJICA)です。

NHKの朝ドラ「べっぴんさん」で、キアリスのすみれちゃんの旦那がもってたような形のです。

フィルムがセロテープより細くて、ほんとに、8mmだったのだなあ。こんな細いフイルムで動画を撮っていたとは驚きです。

中身はこんな感じ。

それにしても、富士フイルムはビデオカメラも作っていたのですね。

現在も、古い8ミリフィルムのダビングサービスはしておられるようですが、カメラのラインナップに、デジタルビデオはないですね。

目次

デジカメ VS デジタルビデオカメラ

実は先日、パナソニックのフルハイビジョンのビデオカメラを買ってしまいました。

フジフイルムファンブログなのにパナソニックを買ったのは、フジの製品ラインナップにビデオカメラがないからです。フジフイルムが今でも作っていたのなら買いますけど、ないものはしょうがないでしょう。

デジカメのX20で動画モードはよく使っておりましたけど、カメラで動画はやっぱり撮りにくいです。

幼稚園のイベントとか、カンフー大会の長い動画を、撮ろうと思ったら、片手じゃ、ブレますから両手で持ち続けないといけないです。

三脚に固定すればいいというようなものですけど、三脚を設置できるところばかりでもないし、固定させてないで追いかけながら動画を撮りたいですし。

やはり、片手で操作できる形になっているビデオカメラが、動画を撮るのには便利です。

用途が違えば、それにふさわしい形も違いますね。

デジカメとデジタルビデオの違い

違いは形状だけでなく、機能もいろいろ違っています。

手ブレ防止

手ブレ防止機能も、カメラとビデオじゃ仕組みが違うようです。

シャッターを押す瞬間だけの手ブレ防止と、写し続けている間ずーっと揺れているビデオカメラじゃ、そりゃ違っているでしょう。(X-Pro1に至っては手ブレ防止機能そのものがないし。)

ズームの倍率

ビデオカメラは、ズームの倍率も大きくて、画角にすると1000mm以上のレンズに相当するくらいクローズアップできますね。

これはセンサーサイズが極小だからできる技だそうで、センサーサイズのでかい、フルサイズだとかAPS-Cサイズのデジカメだと、大砲みたいな望遠レンズをつけないとここまで大きくならないです。

大砲だと、狙いを定めるだけで大変。

オートフォーカス

また動画でのピントの問題もあります。

X20ではよくピントを外してました。一度外れると、なかなかピントが合わなくて、ボケボケ動画になったものです。

カンフー表演の途中から終わりまで、ずーっと、ボケボケとか、悲しすぎます。

これも、動画向けのオートフォーカスは、静止画像向けのオートフォーカスとは違うということですね。

センサーサイズが小さいので、被写体深度が深いというのも有利でありましょう。

センサーの画素数

ビデオは、センサーサイズが小さく画素数は少ないので、画質という点では、一眼レフやXシリーズのようなプレミアムカメラに比べると落ちるようですが、テレビ画面で見ると、全然悪くないです。キレイです。

動画画像を大きくプリントすることもないでしょうし、映画館で映写するわけでもないですし、家のテレビできれいに見えれば十分ですね。(せいぜいモニターの大きなパソコンか。)

ちなみに、デジカメ写真を、普通のテレビモニターで見ると、細かい部分が表現しきれてなくて、カメラの性能が発揮されないです。

デジカメの写真は、大きくプリントしてこそ生きてきますね。(4Kテレビではどうなんだろ。試したことがないです。)

音質

音質という点でも、X20はあまりよくありません。ピアノの発表会などを録音すると、音がイマイチです。

外部のマイクを接続すれば良くなるのでしょうが、カメラにマイクって、へんだ。

また、ビデオカメラだと操作音ってないのですが、デジカメの場合、ズームの動く音などをマイクが拾って、邪魔になります。

これも、外部マイクに接続すれば解決するのかもしれませんが、カメラにマイクって、へんだ。

バッテリーの持ち

バッテリーの持ちの問題もあります。デジカメで長時間録画すると、電池がすぐになくなってしまうのも難です。

 

デジカメはやっぱり、写真を撮るのをメインとして、どうしても、動いているところもとっておきたいなという、間に合わせ的ポジションで考えておくのがいいんじゃないでしょうか。

動画を撮るのが目的ならば、最初からビデオカメラやアクションカメラを持っていったほうが、良い動画が撮れると思いますよ。

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