不動産の物件写真の撮り方

マンションの内観写真を撮る機会がありました。

我が家には、賃貸に出している物件があるんですけど、住んでた人が引っ越しされまして、仲介屋さんに依頼しに行ったら、写真がほしいと言われたのです。

内観写真は、プロの業者さんが撮るものだと思ってましたが、せっかくの機会なので自分で撮ってみました。

ズームのあるコンパクトカメラ、X20で撮ってみた写真がこちら。

小さい部屋だと、一番広角側にして壁際から撮っても、向かいの壁全体が入り切らないですね。

バス・トイレ、流しなどの全体像が撮れてません。

 

 

マンション周辺の公園やスーパーなどの写真も撮っておりますけど、まあ、屋外は、特に問題はなかろうと思います。

やはり、室内の撮影には、それなりの技術が必要ですねえ。

仲介屋さんにダメ出しを食らったわけではありませんが、やんわりと不動産写真のコツを教えてもらいまして、撮り直したのが下の写真です。

超広角レンズで内観写真

X-Pro1にXF14mmをつけて撮ったのがこちら。

不動産屋さんが写真を撮る時に心がけていることは、明るく、広く、きれいに見えることだそうです。

最近は、ホームページで写真をたくさん見せないと、実際に内見まで来てくれないということで、写真はとっても重要なんですね。

撮る角度や高さ、画角、撮影する時の天気や、太陽の位置、方向など、かなり気を使って撮影しているということです。

奥が深いですねえ。

 

基本はやはり、いいカメラで広角レンズで撮ること。それも相当な超広角じゃないと、部屋全体を写すのは厳しいです。

超広角XF14mm換算21mmは、内観写真を撮るにはまだ狭いようですけど、それでも、X20の28mm相当の画角よりは、だいぶん広角です。

 

カメラを構える位置は、目線の位置からの自然な角度がいいのですけれど、水平垂直には注意です。広角レンズで撮ると、すこし角度が歪んだだけでも写真全体が歪んだように写ってしまいます。

芸術的な写真なら、ひずみもまた面白みですが、住む部屋はタテヨコまっすぐなほうがいいですね。

 

左右の水平だけでなく、前後の水平にも注意。カメラをなるべく上下に向けず、カメラ自体を上下させると、縦横の線がまっすぐになります。フロアと壁、天井もラインも、まっすぐ正対するか、左右対称に遠近感を出すようにするのが良いです。

斜めは歪になってしまうんですよね。

 

空き室は電灯がついてなかったりするので、高感度カメラがよいです。

レンズは、明るいのがいいですが、奥行きのある写真になりますから、被写体深度を深くするため、絞り気味になります。

影がなるべくできないように。ストロボは、内蔵フラッシュじゃなくて、天井向きの柔らかい光がいいようですね。私はストロボを持ってないので、午前中の明るい時に撮りました。(上の写真は、影が出てしまってますが。)

電灯の光で撮る場合は、ホワイトバランスにも注意です。

 

実物を、よりよい印象をもってもらえるように撮るわけですが、傷んでいるところ、修理の必要なところも、はっきりわかるように撮ることも大事。

ここは信用につながるところでありましょう。

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