機械の故障は叩けば治るという話

機械の故障は叩けば治るというのは、昭和の昔の話で、現在の精密機械には通用しない話ではなかろうか、と思っていたのですが、未だ健在のようです。

X-Pro1のファインダーがおかしくなりました。

レンズの画角に合わせて、光学ファインダーをのぞいた風景が、自動で変わるはずなのが、変わりません。

標準レンズなら、ファインダーの倍率が、約0.6倍、広角にした場合は、約0.37倍になるのがホントです。

ファインダーから覗いている景色は、常に、実際に写真に写る範囲より、広く見えているはずなのです。

しかし、XF23mmに付け替えても、0.6倍のまま。ファインダーから見えている範囲が、写真に映る範囲より狭くて、全体が見えていない状態です。(視野率が低い状態)

 

視野率100%以上というのが、X-Pro1の光学ファインダーの特徴なのですが、8割も見えてません。これではX20と同じです。

ファインダーの切り替えレバーを操作すると、ファインダーの倍率を変えることができるはずですが、それも切り替わりません。ブライトフレームの大きさだけが変わります。

フジフイルムにメールで問い合わせてみると、サービスセンターに送って頂戴というお話。ちょっと前にオーバーホールしてもらったところなのになあ。

また修理代がかかるようなら、そのまま使っておこうかと思ってたんですが、不意に治りました。

部屋の中でイスにカメラを乗っけていたら、何かの拍子に、床の絨毯の上に落っこちまして、そのあと、ファインダーから見える風景がもとに戻っておりました。

落ちたショックで治ったみたいです。あれ、まあ。

そういえば、以前もフレームの方眼表示や、水準線が消えたり、現れたり、カメラが物理的ショックをうけるたびに、どこかが変わってしまうようなかんじです。

 

今回、ファインダーの倍率は治りましたが、ファインダーから見えている景色と、撮れる写真の水平が、ちょっとズレているような気がします。

電子ビューにした時はズレないので、私の構え方が悪いとか、シャッターを押したときに傾いているという話でもなさそう。

傾き具合は一定しているので、光学ファインダーを覗く時は、ちょっとナナメにして撮るようにしております。

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