マニュアルフォーカスを無限遠にすれば遠いところのピントはOKと思ったら違ってた! というお話です。
先日のスーパームーンの夜に、まんまるお月様をX-Pro1で撮ってみました。
望遠レンズは持っていないので、XF35mmで撮ってトリミングしてみようと思いまして。
(XF55-200mmズームレンズがほしい今日このごろです。)
目次
天体撮影はマニュアルがおすすめですが・・・
オートでは難しい天体撮影ですので、露出もピントもマニュアルにしてみました。
露出は、絞りやシャッタースピード、ISO感度をいろいろためしてみるつもりではありましたが、ピントは無限遠にしておけば問題なかろうと思っておりましたら、おやっ!?
ピンボケになっています。
ちょっと広角側に戻してみると、ピントが合います。
以前花火大会を撮った時に、無限遠にしても花火や遠くのビルにピントが合ってないということには気づいておりまして、100メートルやそこらでは、まだ無限遠ではないんだな、という解釈をしておりました。
しかし、お月さんはさすがに無限遠でしょう、と思っていたのが甘かったようです。
月が無限遠でないとしたら、無限遠は火星くらい離れないといけないのでしょうか??
無限遠でピントが合わない事情
この現象は、オートフォーカス対応のレンズ特有の現象らしいです。
ジジジーとモーターが動くときに、その動き幅にはどうしても誤差がでるそうで、一番端っこまで行っても無限遠までいきつかないということを防ぐために、遊びをもたせているそうなのですね。
端っこまで行って、ちょっと戻って、ピントがピッタリ、という感じになるようなのです。
それをしらないと、マニュアルフォーカスでピントリングを回した時、遠いものには一番端っこまで回せばOKだろうと思うのは当然ですけど、そういう事情のようでした。
レンズの遊びが原因、ということでしたが、きっちり良い仕事をするためには、遊びも必要なのですね。
人生も遊びが必要だということでしょう。