カメラをする?

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2年か3年ほど前のことですが、ある野外イベントに参加したときに、X20を首にぶら下げていったら、「カメラもするの?」と、知り合いに感心されたことがあります。

カメラをする、というのも変な表現だなーと思いつつ、まあ、好きなもんで、と答えときました。

カメラくらい、誰でもするやろ、と内心思ったんですけど、スマホのカメラで撮る人が増えてきてましたんで、デジカメを持っているということが、特別なことになりつつあったのかもしれません。

しかし、もしかしたら、聞いてきた人のカメラのイメージが、モノクロフィルムを暗室で引き伸ばして・・・ということだったのかもしれないです。

フジフイルムのXシリーズって、ぱっとみたかんじ、クラシックカメラに見えますものね。

そういえば、駅のトイレでも、となりでチン●ン出しているおっちゃんから、「ええカメラもってまんなー」と声をかけられたことがあります。

見知らぬ人とのコミニュケーションになっていいですが、トイレで声をかけるのはやめていただきたいと思ったものでした。

カメラ愛好者のレベル

さて、違和感を感じた「カメラをする」という表現ですが、どのくらいのレベルから、カメラをするといえるのでしょうね?

写真を撮るという行為をしたことがないって人は、少ないと思うんです。

 

スマホで撮ってFacebookにアップするレベル、プリントして部屋の壁に飾っておくレベル、フォトブックを作る、コンテストに出す、個展を開く、と発表の形態で段階をつけることもできるでしょうし、

コンデジを持っている、一眼レフを持っている、カメラを5台持っている、レンズを30本持っている、ライカも持っている、という道具に掛ける情熱レベルで、線引きできるかも。

撮ったらそのまんま人に見せる、RAWで撮ってレタッチする、フォトショップでいじくり倒す、フィルムを自分で現像するといった、撮影後の手間のかけ方での判断のしようもありましょう。

カメラに関わる時間でもランク付けできるかもしれませんね。

たまの旅行で記念写真というところから、ひっきりなしにインスタグラムにアップしているとか、自分で写真も撮るジャーナリストだとか、ヤフオク出品用の写真を毎日膨大な量を撮っているとか。

目的にもよるような気もします。写真を撮って楽しむのが目的なのか、報道用とか、商品紹介用とか、もしくは写真自体を販売するのが目的ということもありますね。

 

そのように考えると、「カメラをする」っていうのは、悩ましい言葉であります。たまたまその人が口に出したに過ぎないですけど、思い出して色々考えてしまったのでした。

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