フジフィルムのカメラには、フィルムシミュレーションという機能があります。
これ、フィルム時代にあったフィルムの種類を、デジタルでも再現できるようにしたんですね。
フィルムの場合は、24枚使いきらないともったいなかったのが、デジタルだと、1ショットごとに切り替えられます。便利です。
目次
フィルムシミュレーションの種類
フィルムシミュレーションには、ネガフィルムとポジフィルムと、モノクロがあります。
ポジには、くっきりはっきり色合いが派手になるベルビアと、お肌がしっとり柔らかく美しく映るアスティア、オールマイティーなプロビアがあります。
ネガには、屋外でのポートレートにぴったりというプロネガハイと、屋内で柔らかく撮りたいプロネガスタンダードがあります。
モノクロは、まるっきりの白黒と、赤、黄、緑の各種フィルターを通した色合いが再現されます。
どれも白黒にしか見えませんが、コントラストを強調したい時、柔らかいポートレートにしたいときなど使い分けできます。
ベルビアは期待色
さて、ベルビアですが、こちらは肉眼で見える色合いより、色が派手になっています。
人間には記憶色とか期待色というものがあって、脳みそで想像する色は実際に見えている色より強調されているんですね。
それを表現しているのが、ベルビアなのです! と、フジフィルムの人が言ってました。風景写真家が愛用するそうです。
(写真は沖縄の無人島のアジサシと、ハイビスカス。X20で撮影)