琵琶湖の竹生島(ちくぶしま)

島巡りはわりと好きなんです。毎年、沖縄周辺の島々や、瀬戸内海の島々に訪れて、一泊二日や4泊5日などで、遊びながら写真を撮っております。

ライフワークとして、片っ端から行ってみるというほどでもないんですけど、仲間内の旅行で行くとか、夏休みとかの家族旅行で、遊びに行くかというかんじなんです。船にのって、普段住んでいる陸地と続いていない場所に行くというのは、非日常で楽しいですね。

今回は琵琶湖の中にある、竹生島に行ってみました。

ここは、島生活を味わうと言うほどの大きい島でもなく、観光船で、ほんの一時間ちょいほど上陸してみて回るだけでしたが、まあまあ、見ごたえはありました。

目次

竹生島クルーズ

琵琶湖の西側、今津港に車を置いて船に乗りました。往復料金が大人2590円。子供1300円。片道25分。島での滞在は75分です。(というか、ピストン輸送している次の便が75分後)

駐車料金は無料。

東側は長浜港からも出ております。

今津港の待合室の上に、食堂があり、船が来るまでお食事して待っていられました。混んでいると、料理が来るまでに船が来てしまいます。私の家族は間に合いましたが、後からオーダーした人は、食べるのを諦めておりました。

私は琵琶湖はわりと馴染んでおりまして、昔、ヨットスクールに通ってたこともあったりするのですけれど、琵琶湖内の島に行ったのは初めてでして、感慨深いです。

琵琶湖には、5つほど島がありますが、一番北の方にあるのが、この竹生島です。滋賀県長浜市になります。(他にもお寺の島の「多景島」、270人ほどの住民のいる「沖島」などもあります。これらの島の説明は、行きの船の中で説明ビデオが流れておりました。)

竹生島は古来より島で神の棲む島とも言われているそうで、パワースポットといえましょう。神社仏閣の島という趣です。都久夫須麻神社(竹生島神社)、宝厳寺(西国三十三所三十番)があります。(竹生島は神仏一体の聖地であったこと)

昼間は観光地として賑わっているけれど、夜は無人島らしいです。港にお土産屋さんがありますが観光客向けの宿泊施設や、お食事どころらしいものはありません。神社仏閣がある以外、島のほとんどは原生林です。

竹生島の観光に持っていったカメラとレンズ

いつものように、フジフイルムX-Pro1を持っていきました。レンズは、標準レンズのXF35mmf1.4。いちおう広角のXF23mmも持っていっておりましたが、交換することなく標準だけで撮っておりました。

こういう観光地にいって、それっぽい写真を撮るなら、広角のほうが良いと思います。もっというなれば、ズームが一番使いやすいと思います。さらにいうなれば、コンパクトカメラのほうが軽々持てるし、被写界深度も深いし、もっとも役に立つと思います。

でも、業務として取材に行っているわけでもないし、私の場合、撮りたいのは「家族と旅行に行った」という記録ですから、子供の表情などきれいに撮りやすい標準レンズが良いように思うのです。

無音のコンパクトカメラより、カシャコン、カシャコンと手応えのあるシャッターを押すほうが、撮影の喜びもありますし。

面白いことに、標準レンズだけ使っていると、あまりやみくもに建物や景色を写そうという気分ではなくなります。五重塔など、とても入り切らないので、はじめから撮ろうという気になりません。

そんな写真なら、ウェブ検索すればいくらでも出てきますし、わざわざ自分のパソコンにコレクションすることもないか、という気分になるのですよね。

写真販売サイトで売ろうとか、アフィリエイトサイトに使おうとか、邪な気持ちが薄れます。(笑)

自分や家族のために撮っておきたいという、純粋な動機に立ち戻れていいですよ。レンズを限定すると。

(いちおう撮ってみた)

竹生島神社(都久夫須麻神社)宝厳寺(西国三十番札所)

竹生島で撮った写真です。

いきなり長い階段が現れます。

観光の際は、歩きやすい靴がおすすめです。

標準レンズだと全体が入らないし、こういう写真は、つまらぬ写真になってしまいがちですね。

不動明王と、竹生島流棒術発祥の地の碑。

そんな棒術があると走りませんでした。

>>竹生島流棒術

この達磨の中に、願い事を書いた紙を入れて奉納すると、願いが叶うらしいです。

500円。

このお皿みたいな「瓦」に名前と願い事を書いて、お寺の回廊から投げて、眼下に見える鳥居の間を通してパリンと割ることができれば、願いが叶うそうです。

私は「日々向上」と書きました。娘は「もじまじゅうからちきゅうがまもられますように」と書いてました。なんのこっちゃ。

私と妻と子供、全員失敗。

鳥居の下に敷き詰められているのは、全部割れた瓦ですね。

西国三十三所巡礼の三十番が宝厳寺です。

湖の上の島までくるのって、大変だったでしょうねえ。

観音様。

モノクロが似合いそうな景色を、モノクロで撮ってみました。

青い海、青い空を白黒で撮るというのは、もったいないように思いますが、趣味なのだから、いろいろ楽しむのは良いと思います。

レトロなポストは、カメラを向けたくなります。

船の甲板は気持ちいいです。

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