アラーキー荒木経惟先生は、右目を失明して「左眼ノ恋」というような作品を作られておられますね。プリントの右半分を塗りつぶしたりして、独創的です。
実は、私もここ数日、右目が見えませんでした。
飛蚊症が出た上に、眼球にキリコ（金属の削りカス？）が刺さってたみたいで、まったく、弱り目に祟り目です。
治療後数日は、痛くて眩しくて涙ボロボロで、目を開けてられませんでした。開けても薬でボンヤリとしか見えてませんし。
左眼はなんともなってないんですけど、ものを見ようとすると、つられて動く右目が激しく痛みますので、実質、なんにも見ておれません。実に不自由な日々でありました。
カメラはいつもカバンに入れてますけど、外出していても、写真を撮ろうという気にはなれず。
目が痛くて、カメラを構えようという気にもなりませんね。
もし、このままかたっぽが、失明してしまったら、写真活動を果たして続ける意欲が残っているでしょうか？
両目とも失明だと、どうしようもないと思いますが、かたっぽでも、自分がどうなるかわかりませんねー。
職業カメラマンの場合は死活問題でありましょう。
やはり、荒木先生は偉大です。
（上の写真は、ちょっと痛みが引いたあと、歩きながら当てずっぽうで撮ったもの。）
目次
右目と左目では見える色に違いがあります
治療から何日かたちまして、痛みも引いて、なんとか見えるようになってきました。右目はまだボンヤリしていますが、日常生活の不便はとりあえず解消。
子供の幼稚園の授業参観があったりして、カメラも持っていきました。
私はいつも右目でファインダーを覗いておりますが、左眼だとどうも違和感がありますね。カメラを構えやすい、構えにくい、という違いもありますけど、見える感じも、なんとなく違いがあるように思います。
実際、右目と左目では、見える色が違っておりますしね。
お疑いの方は、かたっぽずつ目を閉じて、白い壁を見てみてください。赤っぽかったり青っぽかったり、違いがありますよ。
私は、３Dに見えるように人間の目はそうできているのだと昔から思ってたのですけど、どうなのでしょう。
目にも効き目があります
右利き、左利きというのは、目にもあって、私の効き目は右です。
自分の効き目がどちらか確認するには、手をいっぱい伸ばして、両目で自然に自分の指を見た状態で、片目づつ閉じてみるとよいです。
効き目じゃない方で見たときは、指の位置が大きくズレて見えます。指の位置が動かない方の目が効き目ということです。
というわけで、効き目でない左眼だと、ファインダーの向こうも、なんだか見づらいです。
慣れればどうということはないのでしょうけど、つい、背面モニターに頼ってしまっておりました。
芸能人は歯が命、カメラマンは目が命、健康第一で体はいたわりましょう。