娘が小学校受験をしますもので、願書に貼り付ける写真をフォトスタジオに撮ってもらいに行きました。
娘の顔写真なんて、しょっちゅう撮っておりますけれども、正面を向いておすまししている写真というのが、なかなかないです。
顔全体がよく見えるようなライティングは野外では難しいですし、証明写真は無背景であることなどが望まれるので、ごちゃごちゃした家の中でも撮りにくいですね。
幼児教室での推奨もスタジオ撮影でありまして、それも、賢そうに修正をかけてくれるところ、受験願書用ということをよくわきまえてくれているところがいいということでした。
教室のオススメスタジオは、写真一枚8000円とか、ものすごいことになっております。結婚式か金婚式かってくらいですね。
目次
スピード写真や、カメラ屋での証明写真は避けるべし
証明写真といえば、駅前や警察署においてある箱に入っているスピード写真が、安くてお手軽ですが、あれはダメです。
賢そうには写りません。なんだかしまりのない、のっぺりしたマヌケな顔に写りますね。
あれを使うくらいなら、家の中でフスマでもバックにして、自慢のフジフイルムのミラーレスデジタルカメラで撮ったほうが、なんぼかマシです。
なぜ、無人自動の箱の写真が良くないのかというと、カメラと顔の距離が取れないので、広角ぎみのレンズを使って撮影しているからです。
広角だと、遠近感が出すぎます。顔の正面(鼻とか)は近く、周辺(耳とか)は遠くに見え、微妙に歪みます。ポートレートは、やや望遠気味のレンズで離れたところから撮影したほうが、自然な感じになるのです。
それと、バチッとしたフラッシュは、顔全体をのっぺりと照らしてしまうので、不自然になります。
さらにいうならば、狭い箱に閉じこもって、鏡に映る自分の顔を見ながらボタンを押す行為って、将来を考えて不安になったり、人生ってなんだろう、なぜ僕はこの世に生まれてきたのだろう、などと考え込んでしまったりして、よくないですよ。表情に現れます。
また、カメラ屋さんでも証明写真を撮ってくれますが、こちらもあまりオススメじゃありませんね。
中古レンズやら、三脚やらがガチャガチャと並んでいる店の奥で、パイプ椅子に座らされても、いい顔できませんよ。
他のお客さんがワイワイいいながら機械でプリントしているのが見えたりすると集中できません。
カメラ屋さんも、サッサと撮ってしまおうという態度がミエミエです。
カメラとの距離やライティング、背景については問題ないかもしれませんが、気分の問題が大きいです。
以前、商店街のカメラ店で娘の証明写真を撮ってもらったことはありますが、緊張したのか、ヘンテコな顔になってしまいました。
フォトスタジオの種類
フォトスタジオも色々あります。
あちこちのぞいてみましたけど、エステサロンとスタジオが一緒になっているところは、どっちかというと大人向きですわね。
(写真はペット用スタジオ)
子供向きは、ベビー写真や七五三を得意としているスタジオがあります。
スタジオアリスは、いろいろなコスチュームを貸してくれて、スタジオ内で自由に動き回ってポーズを付けて、何枚でも撮ってくれるというやり方です。
割と安いですが、修正はなく、データでお渡しというかんじで、証明写真向きではないようでした。
最終的にお願いしたのは、近所のイトーヨーカドー内にあったスタジオマリオです。カメラのキタムラが運営しているスタジオです。
七五三コスチュームもたくさんおいてましたけど、各種証明写真も撮ってくれます。(お受験コスチュームはなかったです。)
カメラマンがお姉さん(と、おばちゃん)でありまして、子供の扱いに慣れています。ライティングもカメラもガッチリとセッティングされているので、カメラマンの撮影テクニックというのは、あんまり関係ないんでしょう。
それより、子供にいい表情をさせる腕前が求められるのでしょうね。
(ただ、子供を笑わすのは得意なようでしたが、賢そうにおすましさせるのが難しいと言っておられました。)
撮影後は、15分ほどでできあがり。プリントと、データの入ったCDをくれます。2000円。最近はウェブ出願の学校もありますので、プリントだけでなく、データも必要になりましょうね。
修正は入っているのか入っていないのかよくわかりませんが、シミ・シワの気になる妙齢女性じゃないのですから、修正と言っても顔色を明るくする程度のもので十分だと思います。
ビフォアアフターで、見違えるほど賢いおぼっちゃんお嬢ちゃんになりました! なんて、修正し過ぎは、マイナスですわね。
ありのままの自然な姿の良いところを、うまく証明写真にしてもらうのが、良いと思います。