牛腸茂雄(ごちょうしげお)という写真家の「こども」という写真集を買ってみました。
新品価格 |
この写真家さんは、ネット徘徊をしていて知りました。
いくつか写真集があるようですけど、けっこうプレミアム価格になっているみたいで、ダイジェスト版みたいな、この「こども」が一番安かったです。
>>画像
私も、子供の写真をよく撮ってますもんで、歴史的著名写真家が、どういう子供写真を撮っているのか関心があったんですが、この写真集の子供の写真を見て、びっくり。
モノクロなのはいいとして、あんまり可愛くもないし、きれいでもないし、面白くもない写真です。
構図の勉強になるなあーというところも特にないし、なんなの?
牛腸茂雄という写真家
牛腸茂雄さんは幼い頃の胸椎カリエスという病気の障害がある写真家さんだそうです。体が曲がっていて背が小さかったというお話。(そういえばハービー山口さんも、子供の頃は、そんな名前の病気にかかっていたと書かれていたような。)
障害を持つ人が撮った写真だと思って観ると、どういう気持ちで撮ったのかなあという意識が働いて、また違って見えてくるような気が、するようなしないようなしないようなするような。
とりあえず、親の視線で見る、ほっこりした子供写真じゃないです。
解説には、病気だった幼少時代を経験した写真家が、こんな子供時代を過ごしたかったという意識があったんじゃなかろうか、みたいなことが書かれておりましました。
モデルの表情も、親しみのある視線じゃなくて、「なんや、このおっちゃん。」といったかんじの顔をしています。
感想を述べよと言われると困ってしまいますが、あんまりいい写真のように思えず。私の感受性がまだまだ修行不足なのでありましょう。
障害のある写真家が撮った子供写真なら、井上孝治さんのほうが好きですねー。
>>井上孝治 画像
子供写真というならば、私が自分で撮った子供写真が一番いいと思います。
以下、私の作品。(X-Pro1で撮影したものばかりです。)
「私描く人、あなた消す人」
「パパがクルマの掃除をしているみたい。」
「手洗い」
「バランス」
「転倒」
「ハンチング仲間」
「ひとくちちょうだい。」「あかん。」
「高いところは空気が薄いのね」
「忍法木の葉隠れの術」