動物写真を撮るためのコツとか、ふさわしいカメラについて考えてみました。
昼寝しているライオンとか、ナマケモノなら、別に苦労はないと思うのです。
ライオンは多分、距離が離れていると思うので、望遠レンズがいいでしょうが、たいして難しくないです。
上の写真は、トラです。かなり遠くてX20を目一杯望遠にしていますが、小さかったので、トリミングしました。
撮影が難しい動物
難しいのは、飛び跳ねている猿とか、イルカとか、ガラス越しのワニとかですね。
これはなかなかいいタイミングで撮れました。猿がぴょんぴょん岩山のてっぺんでジャンプしだしたので、撮ってみたんですが、こういうときピントの合うのが遅いとシャッターチャンスを逃します。
合焦0.06秒のX20といえども、動く猿に狙いを付けるのは難しく、ピントは岩山に合わせています。コンパクトデジカメなら、被写体深度が深いので、多少誤差があっても、そんなにボケなくてよいです。
これがAPS-CセンサーののX-Pro1に単焦点レンズをつけてたら、多分ボケてます。
イルカショーはイルカが手前に来たり遠くに行ったりするので、ピントを追いかけると、あわせるのは難しいです。
ただ、ショーなので、次の動きが予想できます。だいたい同じような距離にある支柱だとか、壁にピントを合わせて、ジャンプするのを待っておけば、そんなに外さないですね。
席からは動けませんので、やっぱりズームできるレンズがいいでしょう。
ガラス越しの動物は、ガラスの反射が邪魔になります。
PLフィルターを使っても、映り込みは完全にはなくせないのですね。
こちらは、フィルター無しで撮っております。
人がワニにかぶりつかれているように見えますが、人はガラスの写り込みです。ご安心を。
真っ黒けのクマ。こちらは露出を工夫しないと黒の塊になってしまいます。
RAWで撮っておけばあとでいくらでも補正できると思いますが、フジフイルムのXシリーズは、ダイヤルで露出補正しやすいので、jpeg撮って出しでもラクラクです。
近寄れる動物は、目一杯近づいて撮るのも面白いと思います。
ヤギとか羊はおとなしくて、口の中でも撮らせてくれます。
これはX20ですけど、こういう写真なら、背景をぼかせる、ミラーレスや一眼レフが感じ良く撮れるのではないでしょうか。
横向き写真の中で縦写真がまじると、ブログとしてはバランスが悪くなりますが、キリンさんはやっぱりタテでしょう。
飛んでいる鳥を撮るのは難しいですが、泳いでいるのはそんなに難しくないです。
明け方のとんび。X-Pro1です。月の周りに飛び交っていたのであわててシャッターを切ったら見事にピンボケでした。
鳥は難しいですねえ。
結論として、動物園に持って行くなら、背景のボケ具合が美しいとかより、オートで素早く撮れるカメラがいいと思いました。