パララックス補正と視野率

OVF/LCDの設定をOVFに切り替えて使い続けて、ようやく、ターゲットを見つけるとサッと、X20を顔の前で構える習慣ができてきました。

それまでは、腕を伸ばして顔の前でヒラヒラさせて撮る事が多かったですね。しかしやっぱりカメラはファインダーを覗く姿がカッコイイと思います。OVFにしておくと、モニターには映らないので、覗いて撮るかノーファインダーで盲撃ちするしかありません。

「写真お願いできますか?」と人のカメラを渡された時、サッと顔に持っていったらファインダーがない!?って時は、ちょっとかっこ悪いですが。

DSCF8138

大きな一眼レフでもファインダーを覗かないで、手を伸ばしてモニターを見ながら撮影しているおばちゃんとかおられますが、あれはサマにならないなあと思うんです。一眼レフのファインダーならもっと見やすいと思うんですが。

X20の光学ファインダーは視野率が85%でパララックス補正もありませんので、補正は脳内でしないといけません。

※視野率・・・ファインダーで見えている範囲はセンサーに写る映像より狭い。視野率が85%なら85%しか見えていない。
※パララックス・・・ファインダーの窓は、レンズの横っちょに付いているので、センサーに映る画像とファインダーで見えている景色はちょっとずれている。そのズレのこと。一眼レフならズレはない。

 

カメラを構えた時、ファインダーではこう見えているから、実際はこのくらいで写るだろうと予想して撮ります。焦点距離や被写体までの距離でずいぶん変わりますので、経験が必要になるかと思います。

離れたところだとパララックスはあまり関係なくなりますが、ファインダーの景色より広く写るというのは遠くても近くてもあります。

焦点距離は50mmなら常に50mmと決めておくと、慣れやすいんじゃないかというような気もします。

このごろは、だんだん慣れてきて、もう一歩、グッと寄る!というふうになってまいりました。
上の写真は寄りすぎて、灯台の先っちょがはみ出してしまった例。

[視野率] ブログ村キーワード

コメントを残す