フジフイルムのX20、X30使い方セミナーに参加いたしました。自分では結構使いこなしているつもりだったんですが、知らないことたくさんありましたねー。
説明書を読んでもいまいちよくわからないけど、まあ、それなりに撮れてるからいいや、みたいな感じでカメラを使っている人って多いんじゃないでしょうか。最初の頃は疑問に思っていても、使っているうちに意識から完全に消えてしまってたり、固定観念ができてしまっていたり。
こういうメーカーの狙いが聞けるセミナーは貴重ですね。
ちとショックだったのが、私が一番多用しているのが絞り優先モード、ダイヤルでは「A]のモードなんですが、X20、X30では、たいしておすすめのモードでもないということ。
センサーサイズが小さいので、背景をぼかすなどの絞り効果はたいして期待できないんですって。背景に何が写っているのか不明なほどボケさせられる一眼レフや、フジフイルムだとX-T1とかX-E2のレンズ交換式と比べると、ボケ具合はわずか。多少ボケても、まだ背景の物体が何か認識できる程度のボケ具合です。私は以前、リコーのGX200を使っていて、それに比べるとよくボケるなあ!と感動したものでしたが、一般的にはそうでもなかったんですね。
おすすめはプログラムオート。「P」モードです。これだと露出補正は効かせられるし、ホワイトバランスも変えられるので、ボケにこだわらなくても自分なりの表現はできるのです。
プログラムオートのマクロで撮ってみたお花(撮影用サンプルの造花)。
同じオートでも、シーンを自動で判別する「SR」モードや、一般的なオートモード(ダイヤルではカメラのマーク)は、露出もホワイトバランスもまったくカメラまかせなので、全くの初心者向き。
観光地で知らない人に記念写真を取ってもらうときにいいでしょう。顔キレイナビにしておくと、ピントまで自動で顔に合わせてくれます。
カメラの設定を一から見直すことになったセミナーでした。