七五三の写真撮影は、フォトスタジオやカメラマンの稼ぎ時だと思うのですけど、カメラマニアな我々は、当然ながら我が子を自分で写しましょう。
プロの撮影に比べたら、お粗末かもしれませんけど、パパ・ママが撮ってくれたっていうのは一生の記念写真になります。
だいたいプロに撮ってもらったところで、誰に見せるのって話です。将来、結婚式でスライドを見せるにしても、父親が撮影したという方が感動を呼ぶと思うのですよね。
七五三写真撮影のコツ
明るい屋外で撮ることが多いと思いますので、カメラの設定は特に気を使うこともないと思います。
それより、親の視点ならではの写真を撮るのがいいですね。
子供の笑顔を引き出せるのも、常日頃愛を持って接している親ならでは。
そして、数は撃ちまくります。
変にポーズを要求せずに、自然に遊ばせておいて、シャッターを押しまくっている方が、いい写真が取れると思います。
これは、ご祈祷いただいている時に、向かい側から写しました。
夕方の最終だったためか、うちの家族しかおらず、向かいの席からお写真をどうぞといってもらえたもので、そうさせていただきました。
(ただ、撮影者自身がご祈祷いただいている時は、カメラは置いて頭を垂れたほうがいいとは思います。)
なお、建物の中ですので、ISO感度を上げています。
七五三撮影は午前中が吉
諸事情から夕方のお参りになったのですけど、午前中のほうがきれいに撮影できると思います。
11月は日の暮れるのも早く、夕方の太陽光線は黄色っぽいし、角度も低くなって、顔に影が出やすくなります。
上の写真は、絵馬殿の屋根の下での撮影なので、柔らかい光になっております。
カメラの設定に関してですが、個人的な好みとしては、子供のアップを撮る時は、絞りは開放気味にして、バックをぼかして、ふんわりした雰囲気を作るのが好きです。
フジノンXF35mmf1.4は、いいボケ出ます。(ただ、ピントは外しやすくなります。)
フィルムシミュレーションも、あっさり薄味のプロネガスタンダードが好きですね。赤や金色の置物の柄が、やや色あせた感じになるかもしれませんが、このあたりはお好みで。
おばあちゃんとか、着物の柄に熱意を持っている人に写真をあげることを考えて、いろんなパターンでとっておくのもいいかも。
家族写真を他人にお願いする場合
親子・家族全員での集合写真は、三脚を使ってタイマー撮影するか、誰かに撮ってもらわないとしょうがないですけど、それはよそのお父さんとか、神主さんとか、だれにお願いしてもいいですね。
人の良さそうな人に声をかけましょう。
よその人に頼む場合は、全員フレーム内に収まってさえすれば良しといたしましょう。
ただ、あまりカメラに詳しくない人に、単焦点レンズで、すべてマニュアル設定とかのまま渡すと、たいへん戸惑われてしまうと思うので、このあたりから、と撮影位置を指定して、シャッター半押しでピントを合わすだけの状態にしてお願いするのがいいと思います。
でないと、ズームしようとして、ピントリングをグリグリと回されることになります。笑
(写真はすべて、フジフイルムX-Pro1 XF35mmf1.4によるもの)