X20とX-Pro1で、大きく違いを感じたのは、シャッターです。
X20は「ぴっ、チッ」と小気味良い音で、指に伝わる反応はわずかです。
これがX-Pro1だと、「ぴ。カシャコン。」という感じになって、指に反応が返ってきます。これが結構気持ちよく、シャッターをなんどでも押したくなります。
レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッター
この違いは、レンズシャッターとフォーカルプレーンシャッターの違いとのこと。
この違いについては、なかなか難しそうなので書きませんが、レンズシャッターのX20はほとんど無音です。
「ぴ」というのは、ピントが合った時の合図の電子音で、「チッ」というのも電子音です。OFFにすると、ほとんどなんにも音がしません。
X-Pro1の方も「ぴ」というのは電子音なのでOFFにできますが、「カシャコン」というのは機械音なので、消せません。結構大きい音です。
隠密的に取りたいときにはじゃまになりますね。
レンズシャッターは絞り開放にした時、1/4000秒など速いシャッタースピードはできないという弱点があります。
その点、フォーカルプレーンシャッターは、絞りを開いて、ぼかしを狙いながらも、明るくなりすぎて白飛びしないように露出をシャッタースピードで調節できるというメリットがあるんですね。
センサーサイズの小さいX20では、そんなにぼかし効果を狙うことはできませんので、無音のレンズシャッターがいいと思います。
私は、レストランの中や子供の発表会など、けっこう無音にすることが多いです。
しかし、カメラで撮っている!という満足感を得られるのは、派手な音のフォーカルプレーンシャッターではないでしょうか。
派手といっても、他のメーカーのカメラに比べれば静かですけど。
ちなみにXシリーズ最新のX-T1は、フォーカルプレーンシャッターとレンズシャッターの切り替えができます。