先日、うちのオジさんやオバさんたちが集まりまして、お花見にいきました。年齢でいうと、70歳前後ってところです。
私一人が若者なんですが、なんで参加したかというと、要介護の父親の車椅子を押す係なのです。まあ、親孝行ってことで。
ところで、おじさん達のうちの二人が、カメラ好きでして、法事とかの集まりのたびにカメラの話や山登りの話をしておられます。今回のお花見では、私のX-Pro1が、すっかりおじさん達を虜にしておりました。
「車いす押すのにカメラ邪魔やろー。撮っといたるわあ。」とか言われまして、私のカメラは、ずーっと叔父さんの首にぶら下がっておりました。
普段の山歩きのときは、小さくて軽いコンパクトカメラを持っていっておられるそうですが、フルマニュアル操作のできるX-Pro1は、とても使いやすい!と好評でした。
絞りもシャッタースピードも、ピントも全部手動での撮影を楽しんでおられました。フィルムカメラの時代はそうだったのですね。(ISO感度も固定)
「あの、シーンモードたらいうのが色々ついてるのは、ようわからん!このカメラは、余計なもんがなくっていい!」と感動されておられましたねー。
カメラが男のロマンだとするならば、やっぱりマニュアル操作がいいなあ、と思ったのでありました。
といいつつ、露出はマニュアルでもいいけど、フォーカスはやっぱり手動よりオートのほうが素早いというのは、否めないところであります。(私の腕が悪い?)
ピント合わせを省いてスピード重視なら、絞ってパンフォーカスでしょうけど、スナップ写真はいつでもパンフォーカスというのは、現代の解像度の高いシャープな写りのデジカメにはもったいない撮影方法だと思うのです。
やっぱりピントはきっちり合っている方が美しいと思います。
おじさんは、スナップ写真でも、パカパカ撮らないで、ピント合わせにじっくり時間をかけて丁寧に撮影されておりました。昔の人はこういうふうに写真を撮っていたのだなあ。
(このページの写真はすべて、私のオジさんがX-Pro1で撮影したものです。)