友人が3歳の子供にカメラをもたせると、ファインダーに額、すなわちデコチンを押し付けるようにして見ようとするという話を聞きました。
写真を見せてもらったら、カワイイ!
カメラに頭を押し付けておられます。
以前、天文台でも、同じような話を聞いたことがあります。小さい子は、望遠鏡を額に押し付けて空を見ようとするそうです。
方っぽで見るということが理解できないので、真ん中で見ようということなのかな? というお話だったと思います。
第3の目とは
しかし、両目の間でもなく、額の真ん中でものを見ようという心理は、どういうことなんでしょう。
「三つ目がとおる」という手塚治虫の漫画があります。
鼻水たらして、ぼーっとしている写楽保介くんは、日頃でっかいバンソウコを額に貼られているのですが、バンソウコがはずれると、第三の目が開いて、世界を滅ぼすほどの凶悪で知能明晰な悪ガキになって、いろいろ事件を起こしたり、または事件を解決したりするというお話。
このマンガが面白くて、全巻持ってますけど、第3の目というのは、普通の人間にもあるそうですね。
眼球が脳ミソの中に隠れているのじゃなくて、脳の松果体がつかさどるチャクラ(気の出入り口)が額のところにあって、それを第三の目とかサードアイとか呼ぶそうです。
(第1の目は本物の目で、第2の目は視覚以外の聴覚とか触覚のこと。右目、左目、真ん中の目という意味ではありません。)
第3の目が活発化すると、直感力が冴えて、通常は気づかないことによく気づき、人の気持ちがよく分かるようになったり、セルフコントロールをしやすくなったり、いいことが多いそうです。
ほー、もしかしたら、小さい子って、第3の目があるとわかっているんじゃないだろうか、などと空想じみたことを考えてしまいました。
普段気にもしないような被写体に気がついて、ひらめきで面白い写真をバンバン撮れたら、面白いなーと思います。
ヨガや瞑想をして訓練すると、開眼するそうなので、興味のある方はぜひ。
ま、実際のところは、天文台の人が言っていたように、こどもには、2つの目で見た画像が合成されて立体化されているなんてことがわからなくて、頭で直接見ているようにかんじているのだろう、と思ってはおります。
ちなみに、うちの5才児はカメラ慣れしてますので、しっかり第1の目でファインダーを覗きます。