保存性を考えたら、インクジェットでプリントするより、銀塩プリントのほうがいいそうだよ、と書きました。
ごっちゃになりそうですが、フィルムのほうがデジタルよりいいという意味ではないです。
フィルムの場合は、通常は銀塩プリントということになろうかと思いますが、デジタルは、パソコンに取り込んでインクジェットプリンターで印刷もできるし、お店で銀塩プリントもできます。
フイルムは劣化、デジタルデータは消失する
プリントする前というと、デジタルは、撮影データです。データはコピーを取って分散させて保存することも可能ですけど、フィルムは一本限り。
データは消える恐れはあっても劣化はしませんが、フィルムは劣化します。現像しないで、カメラの中にずっと入れっぱなしだとどうなるのでしょう?
こうなります!
これは、私の父親が昔使っていたカメラに入っていたフィルムです。
たぶん、30年ぶりくらいに箪笥の奥から発掘されまして、現像に出したんですが、「現像不可」となりました。
まっくろけ。
あっちゃー。30年前に父が何を撮っていたのか、見たかったんですけどねー。
写真を撮ったら、さっさと現像しないといけません。現像さえしておけば、長持ちするみたいです。プリントは何枚でもできますね。
「メキシカン・スーツケース」という映画があります。ロバート・キャパがスペイン内戦を撮影したネガを入れたスーツケースが70年後に見つかったという映画です。
これ、現像後のネガだったから残ったんでしょうね。