X20 電源ON

X20の起動方法が、珍しいスタイルです。レンズをズーム側に回すと、スイッチオンになるんです。広角側にまわしてレンズを縮めると、電源OFF。フジフィルムのXシリーズでもX20だけじゃないですかね?

この操作は、はじめはなんだか変だなと思いましたが、今はとっても気に入っています。なにしろ、動きが素早くてシャッターチャンスに強い。

おっ、シャッターチャンス!と思った瞬間、ポケットや鞄から、右手でX20をとりだしつつ、レンズキャップを左手で外し手のひらに入れながら、ズームレンズを左に回す。0.5秒で電源が入ります。私は基本、ズームを35mmに合わせるようにしてますので、いつもの感覚でそこまで回しながら、ファインダーを覗きます。電動のズームよりはるかに速く、セットできます。

そしてシャッターを半押し。0.06秒でピッ!とピントが合いますので、シャッターを押します。半押しで待つという感覚じゃなく、シャッターを押している途中でピントが合うという感じです。(消費電力モードを「パフォーマンス」にしている場合。省エネモードだと遅くなります。常にスタンバイしておくクイック起動モードもあります。)

ねここれで、子供の予想外の動きに、サッとカメラを向けられます。レストランで、お料理の撮影をするときも瞬間にできますね。(別に急がなくてもいいけど。)

いかにオートフォーカス最速でも、動きの大きい子供の場合、フォーカスのポイントを外す可能性はあります。(これは撮影者の技術の問題?)

そういうときはマニュアルフォーカスにして、絞り値を8くらいにして、ピントダイヤルを、くりっと右手親指でまわしてピントの合う範囲を1.5-3mくらいになるようにすると、だいたいうまく撮れます。パンフォーカスですね。

通常は絞り優先モード(A)にしているんですけど、絞り値8をモードダイヤルのカスタムに覚えさせておくと、ダイヤルを回せば、瞬時にパンフォーカス設定完了です。(マニュアルへの切り替えとピント操作は必要ですが)

カスタムは2つありますので、もうひとつにはモノクロモードを覚えさせています。フィルムシュミレーションはファンクションボタンでも素早く変えられますけど、ダイヤルのほうが、ちょっと早い。ボタンだと3秒くらいですが、ダイヤルだと1秒かかりません。

とにかく、オートフォーカスだけじゃなくって、すべての動きが最速仕様なんじゃないかな、と思っています。

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