友ヶ島は天空の城ラピュタに似た無人島

友ヶ島は私、はるか30年前、高校生の時に遠足で行っています。

遠足の下見に学校の費用で行ける遠足係というのがありまして、大喜びで立候補しまして、写真部の友達と二人で、下見に行きました。写真部の友人の目的は撮影ですわね。

写真部の彼とは、わりと仲が良くて、一緒に行こうぜい、と意気投合したのですけど、当時の私は写真にあんまり関心がなかったです。モノクロをツブツブに現像するとか、よくわからんやっちゃなーと思ってました。

ちなみに私は少林寺拳法部でした。

 

当時の友ヶ島は、釣りとかキャンプに行く島だったようですが、宮﨑駿の映画「天空の城ラピュタ」がヒットしてしばらくのちに、ラピュタの雰囲気に似ているということで、観光客が増えたとのことです。

旧大日本帝国軍の要塞のあとが残っておりまして、なんといいますか、兵(つわもの)どもが夢の跡というか、ファンタジーというか、廃墟というか、不思議な感じなのです。

実際に戦場になったことはなく、平和だったみたいですが、半分地下の弾薬庫あとなど、迷路みたいで、おもしろいですね。

当時の私のイメージとしては、ラピュタじゃなくて「水曜スペシャル川口浩探検隊」でした。(知らない人は検索してください。嘉門達夫の「ゆけ!ゆけ!川口浩!!」でも有名です。)

ラピュタは昭和61年公開、私が中学三年生の頃で映画も見に行きましたが、私の中では、友ヶ島とラピュタは繋がらなかったです。

遺跡が植物に覆われて自然に帰っていっているというところが似ているんでしょうけど、ロボットがいませんからねえ。

 

大人になって、子供もできてから、家族で再び訪れました。

車で和歌山の加太港までいって、船で15分ほど。車は島には入れないので、加太港に置いていくことになります。

荷物はなんでもクルマに放り込んでおいて、いるものはクルマに取りに行くという旅行に慣れていると、クルマから荷物を全部持っておりて船に乗るというのは、けっこうたいへん。

スポーツバッグ一つでどこでもいっていた学生時代と、家族旅行は違うものですな。

 

バンガローみたいな宿泊施設「海の家」に、一泊しました。島の水は飲用不適とのことで、持ち込みか、ペットボトルを買わないといけませんけど、風呂には入れます。家族風呂に入りました。

友ヶ島には、この宿泊施設と、シーズン中だけ営業している民宿の人がいるので、無人島とはいえないと思うのですが、いちおう無人島ということになるらしいです。

島は、日帰りだった高校生の時よりも、じっくり見て回ることができました。子供が小さいので歩くペースも遅く、休憩も多いです。

 

高校の遠足係で、写真部の友人が撮った、かもめみたいな形の日よけのあるベンチがある海が見える展望台が印象的だったのですが、大人になってから見ると、ちょっと雰囲気が違って見えて、不思議に思ったものでした。

モノクロだったからかな?

私も写真の構図を考える視点を持つようになったからかも。

高校生と、一家のパパという立場の違いもあるかもしれませんね。

写真部の友達、卒業以来連絡もしてないんですけど、元気かなあ。

 

以下、撮影は、X20とX-Pro1によるものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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