ファインダー優先モード

ファインダー優先モードというモードがあるわけではないのですが、X20は、OVFとLCDの切り替えができます。

光学モニターか液晶モニターか選べます。通常はアイセンサーにしておけば、ファインダーを覗きたいときは、目を近づけると自動的に液晶モニターが消えて、ファインダー内に絞り値等が表示されます。

が、このモードですと、ほとんど液晶モニターでしか撮影しなくなることに気づきました。

よっぽど炎天下など、液晶が見えない時くらいしかファインダーを覗かないんですね。

ファインダーがカッチョいい、と思って選んだX20なのに。

DSCF7788

ファインダーを見ない理由は、簡単。液晶のほうが便利だからです。
被写体にひゅっと向ければ、あらかじめ写り具合が液晶で見えてますし、露出やホワイトバランス、フィルムモードも確認できます。
オートフォーカスも合わせやすいです。
低いところでも高いところでも苦になりません。

ファインダーには視野率があり、85%の範囲しか見えませんが、モニターなら、100%です。
シャッターを押した直後に、とれた写真が確認できます。

便利だ!

が、これではファインダーを使わなくなってしまう。
ファインダーを覗いて撮る写真、というのは、写り方がちがうといいます。
その玄妙なる世界を味わえないではないか!

ということで、このごろファインダー優先にしてます。液晶モニターは真っ暗のままです。
つい癖で、手を伸ばして液晶を見てしまいますが、何も写ってないのであわててカメラを顔にひっつけます。

露出があっているのか、若干不安があります。
いつも絞り優先にして、露出補正はダイヤルでやっています。
測光はアベレージにしてますが、中央の明るさにひっぱられてあんまり当てにならないような気がします。

ピントは大まかです。
絞り開放だと、ピントの合う範囲が狭くて不安なんで、絞り気味にするようになってきました。

撮ったあとは、自動で表示はされないので、不安なときはワンショットごとに再生したりしてます。
だんだん、あ、今のは多分、しっぱい、とわかってくるようになってきました。

視野率には、要注意です。大きく見えていてもかなり小さくなりますので、思っている以上に寄るか、ズームしていいかげんです。ズームはしないで極力、35mmなら35mmと決めて、寄るようにしています。

先日、X20で記念写真を知らない人に頼んだら、かなり小さく写ってました。
視野率があるなんて、ふつう知らないですものね。
まあ、トリミングすればいいんですけど。

カメラは顔にひっついてますから、寄るとかなり接近するような感じです。
盗撮っぽい撮り方はしにくいですね。
低いアングルは、しゃがまないといけないし、高いアングルは、背伸びです。

寄ると、どうしても視差(パララックス)が出ます。その分を見越して、ちょっと右にずらして(カメラは左にずらして)、撮るといいようですが、ずれたらずれたで、まあ、いいや、というかんじ。

マクロモードにすると、自動的に液晶に切り替わりますので、この時ばかりはファインダーは使わないです。さすがに数センチまでよって、ファインダーで合わせていると、ターゲットは、画面の外です。

いまのところまだ、不便だ、ということくらいしか実感が無いんですけど、味のある写真になるのかなあ・・・

上の写真は、ファインダーを覗きながら撮りました。ホントは、もっと画面いっぱいに、右寄りで撮っているつもりでした。
でも、これはこれでいいかな。

[x20] ブログ村キーワード

コメントを残す